2024/02/08

「ヨーグルトのひみつ」講座を開催しました。

 

2月6日(火)に西陵公民館において、男女共同参画セミナー「ヨーグルトのひみつ」を開催いたしました。

 講師に株式会社明治より梅咲幹彦さんをお招きし、ヨーグルトの歴史、製造過程、その魅力などについてお話をうかがいました。

 まずは人類が動物の乳を利用し始めたのは約1000年前、乳の文化はゲルマン人と共に中東から中央ヨーロッパを経て北ヨーロッパに、アーリア人と共に中東からインドへ広がったようです。日本へは飛鳥、奈良時代に仏教と共に伝来しました。平安時代には乳製品の保健効果が知られており、貴族などの滋養強壮の妙薬として食べられていました。江戸時代には8代将軍吉宗がインドから白牛3頭を輸入して飼育していたそうです。その後長い年月、庶民には程遠い存在であったヨーグルト、1970年、大阪万博のブルガリア館において、日本の本格的ヨーグルトが始まったのです。日本の乳製品企業はブルガリア館に通い教えを受けたといいます。株式会社明治でも万博の翌年に日本初プレーンヨーグルトを発売、ブルガリアの国名使用許可を得て今日に至ります。ちなみに、ブルガリアヨーグルトの伝統製法は、乳に朝露のついたドリャン(植物)の葉を入れてかき混ぜます。

 ヨーグルトは何度も作っていると乳酸菌、ビフィズス菌などのバランスが変わってくるので、定期的にブルガリアから基本ヨーグルトを空輸しているそうです。

 【最後にヨーグルト3つの力】

乳の力:命を育む栄養、消化吸収がよく、必須アミノ酸のバランスが良く吸収されやすい

菌の力:健康を守る 腸内細菌のバランス、免疫活性化作用がある

発酵の力:栄養分の消化、吸収性が良く、おなかがゴロゴロしにくい、乳酸、バクテリオシ ン、多糖体などが作られる

ということで、ヨーグルトを食べて健康な腸で元気に生活いたしましょう。セミナーの後は、恒例のぜんざい会で締めくくりました。